けむけむねっと

あなたの「ちょっと困った」をやさしく解決。お役立ち情報ブログ

僕が転職をした理由、そして現在 ~大手企業から中小企業へ

こんにちは、けむです。

 

僕は今37歳ですが、これまでに1度転職をしました。

転職してから今年で3年が経ちます。

 

思い返せば慎重派の僕にとっては、転職は大きな大きな出来事でした。

 

世の中には若くても何度も転職する人もいます。

でも僕はそういう人を見ると「すごいなぁ」と感じるような、できればまわりの環境はあまり変えたくないタイプです。

 

そんな僕が、大手企業をやめて中小企業に転職したわけなのですが、今回は転職を決意した理由、そして現在についてお伝えしたいと思います。

 

今、転職すべきかどうか悩んでいる人の助けになれば幸いです。

 

f:id:kemkemz:20191122223140j:plain

転職のきっかけは「不満」からだった

転職に関する本などで、”ネガティブな理由で転職するのはよくない”といったことを読んだことはないでしょうか。ステップアップの意思をもって転職しないと、転職を繰り返すことになる、ということだそうです。

 

転職するときは、そんな本を読んだりしていたので「自分は現在に不満だから転職するんじゃないんだ」と自分に言い聞かせるようにしていました。

 

でも振り返ると、やはり根源は『不満』からだったのだと思います。

 

けれど、今あらためて考えると『不満』からの転職は決して悪いことではないと思うのです。

向上心ゆたかに!10年後のあるべきすがたを思い浮かべて!

転職に成功する人はみんなこういう考えをもっているのでしょうか、そんなはずはありません。

 

現に、僕の転職先の会社はほぼ全員が中途採用の社員で、つまりみんな転職組なのですが、日々活発に生き生きと働いている人もそうでない人も、前職から転職した理由は『不満』がほとんどのようです。

 

社の理念や意義に感心して・・・、このプロジェクトをやりたいと思って・・転職してきました!・・・なんてやつは正直1%もおらんです。

 

でも、新しい会社で輝いている人はたくさんいます。

『不満』から、会社を辞めたい、転職したいと思うのはごく自然なことです。

それは悪いことでもなんでもありません、これはハッキリと言えます。

 

注:

転職したいと思った理由が『不満』であることは悪いことではないとは言いましたが、面接で声高らかにいうのはやめましょう。かなり印象が悪いです(笑)

 

徐々に大きくなっていった『不満』

僕の前職は、大手電機メーカーのグループ会社でした。

グループ社員数は10万人超の巨大企業です。

 

大手企業では多くのことを学ばせてもらいました。一般的な会社のルールを始め、技術的なこと、人付き合い、考えれば数え切れません。

 大企業はとても恵まれた環境をあたえてくれるものだと思います。

 

でも僕は、その恵まれた環境へのありがたみよりも 、不満のほうが高まっていってしまったのです。

 

僕の感じていたその『不満』というのは、単刀直入に言うと『お金』でした。

おそらく転職する人の不満のほとんどは、お金ではないでしょうか。

 

会社の中で色々経験したり、見たり聞いたりすることで、見合った給料が支払われていないと感じるようになってしまったのです。

 

 

決定打はやはり「お金」

見合った給料とか、お金とかいうと、どうしてもなんだかいやらしい感じがしてしまいますが、結局は給料・お金という指標だけが、相対的な満足感の指標なのでないかと思います。

 

かんたんにいうと、満足か不満かというのは、まわりより給料が多いか少ないかということで感じかたが変わってしまうってことです。

例えば、月20万円でもまわりが10万円しかもらっていなければ満足するでしょう。

逆に月100万円もらっていても、まわりが200万円もらっていたらきっと不満を感じます。 

 

僕の場合は、グループ企業の諸々の背景もあったりして自分より年上で、1.5倍ぐらいの給料をもらっている人を部下につけられたり、古参単純業務しかやっていない古参のおじさんなんかがすごい年収だったりということが原因で、ものすごく不満が蓄積していきました。

 

 一度上回ってしまった不満は、収まっていくことはありませんでした。

 それに、こと給料に関しては大企業であるほど、簡単に給料が上がったりはしません。たくさんの人が働く会社ですから、それは仕方のないことです。

 

上司に訴えたところで、給料は上司の範疇ではないですから上司もどうしようもありません。その不満を解消するためには、転職するしかないと思ったのです。

 

このまま、不満を感じたまま過ごすことはいつか後悔してしまうような気がして、

とても勇気がいりましたが、転職することにしました。

 

付け加えると、転職先でもまた思いはしたくないと考え、規模のあまり大きくない中小企業に転職しました。

(これもまた非常に決断に勇気が必要でしたが・・)

 

 

転職してからの3年間

 さて、冒頭であげた『不満』をきっかけにした転職は失敗するかどうかです。

結果として、僕は転職して3年たった今、失敗したとは思っていません。

 

不満だった給料は、今は相応にもらえていると感じています。

働かない高所得者も(たぶん)いないでしょうし、周囲の人はとても優秀な人ばかりだと感じていますので、日々自分もがんばらなければと思えています。

 

とはいっても、転職してからの今まで3年間は決してラクではありませんでした

 

環境が変わることがあまり好きではないタイプですから、緊張もしましたしいろいろとプレッシャーを感じるようなこともありました。

 

とりわけ何か努力をした、というわけではないのですが、なんとかまわりに置いて行かれないようにがんばったという感じです。

 

僕は、ラッキーなことに新しい会社でも周りの人たちに恵まれ、今のところうまくいっています。

でも、転職してきてすぐに辞めていく人もちらほらいるので、やはり転職はそう気安くするものではないことはここでお伝えしておきます。

 

 

現在、後悔をしているか

 繰り返しになってしまいますが、僕は転職してよかったと思っています。

 

転職前の不満が大きかった分、おそらく転職しなかったほうが後悔したのではないかと思います。

 

今このように思えるようになったのは、環境に大いに恵まれたのは事実です。

 

でも一つだけ、自分の心がけで良いところがあったとすれば、

それは、「もう二度と転職しないぞと言う気持ちで転職したこと」かもしれません。

  

今はそんな風に思っています。 

それでは。

 

Copyright © 2016 ブログ名 All rights reserved.