もう悩まない。ビジネスメールでの「各位」の使い方 担当者様各位は正しい?
こんにちは けむです。
ビジネスシーンでしかほとんど見かけることのない言葉の一つに「各位」と言う言葉がありますね。メールでたまに見かけますが、いざ自分で使おうとするとどうやって使ったらよいのかわからない人も多いのではないでしょうか。
一見むずかしそうに見えますが使い慣れるととても便利な言葉なので、今回はできるかぎりやさしく説明したいと思います。
「各位」の意味は、「みなさま」
そのまんまですが、「各位」は「みなさま」の意味で使われます。
ただし「みなさま」はわりとくだけた表現なのに対して、「各位」は形式ばった印象です。
そのため、自分の部署の飲み会の案内に「各位」は堅苦しすぎですし、偉い人も出席していた会議の議事録に「みなさま」はラフすぎます。
社外宛など、少々堅苦しい表現でも違和感のないシーンで「各位」を使いましょう。
「各位」の前には、社名や部署名をつける
「各位」だけでも、もちろん意味は通じますし、メールの宛先全員に向けて発信していることがわかりますので決して間違った使い方ではありません。
しかしビジネスメールでは、「各位」の前に社名や部署名を付けることが一般的です。
例) 〇△̻株式会社 各位
営業本部 各位
会社名+部署名+各位 でもOKです。
ただし、メールの宛先に複数の部署の担当者が入り乱れていて、ある部署の宛先が一人だけだった場合は各位=みなさまなので少々違和感があります。
そんなときは、関係部などと表現すると自然になります。
≪不自然な例≫
・ 営業部5名、設計部1名が宛先の場合
営業部 各位 (←これはOK)
設計部 各位 (←ここがヘン)
≪正しい例≫
・営業部5名、設計部1名が宛先の場合
関係部 各位
担当者各位は正しい。担当者様各位はおかしい。
「各位」はそれだけで敬称です。
そのため「様」+「各位」は二重敬語になってしまうためおかしな言葉になってしまします。これを間違えるとけっこうはずかしいので注意しましょう。
「担当者各位」というと、少しぶっきらぼうな表現に見えるかもしれませんが、問題ありません。
同様に、「各位様」や「各位殿」もおかしな表現ですので注意しましょう。
「ご担当各位」はぎりぎりOKかと思います。
まとめ
各位の使い方、おわかりいただけたでしょうか?「各位」に敬称の意味が含まれていることさえ意識しておけば使い方を間違えることもないと思います。
また、自分の中で各位を付けるパターンを決めておくと、使おうとしたときに迷わずにすむのでよいでしょう。
「各位」と使うと、ちょっとデキル人に見えたりもします。ぜひ使ってみてください。
それでは。